アルバイトやパートでの求人はどのような業界にもある程度ありますが、最近では「正社員登用あり」という記載があるものも見かけるようになりました。
これはアルバイトやパートから始めて最終的には正社員を目指すことができるということを意味しています。
このような制度のことを正社員登用制度といいます。
これは非正規雇用社員から正社員に登用する企業内の制度のことです。
詳しい制度の内容はこちら>>>正社員登用制度について知ろう!
近年はこうした正社員登用制度のある求人は珍しくなくなってきていて、いろいろな業界の企業が導入しています。
実際に厚生労働省の発表によると、正社員登用制度がある企業は調査した企業のうちの約7割を占めているそうです。
また、非正規雇用社員を正社員に登用した実績のある企業は全体の約5割。
反対に登用制度もなく登用実績もない企業は全体の10%未満でした。
このように、現在においては正社員登用をする企業の方がない企業よりも多くなっていて、正社員になることができる可能性が高まってきています。
しかしながら、正社員登用制度を実施しているからといって誰でも正社員になれるわけではありません。
特に、勤続年数が短い間はスキルや知識がいくら高くても登用されない傾向があります。
企業側としては、せっかく正社員にしてもすぐに辞められてしまうと、意味がないと考えているからです。
そのため、慎重に対応する企業が多くて勤続年数5年前後で見極める企業が多くあります。
それから厳しい昇格試験を設けてそのハードルを越えた人だけが登用されるという制度も導入しているところがあります。
正社員登用制度を利用したら簡単に正社員になれる、というわけではないのです。